医師介助自殺に対するイタリア神経学会の見解 ―我が国が参考にすべきこと―
Neurological Sciences誌に,神経疾患患者における医師介助(幇助)自殺(Physician-Assisted Suicide;PAS)について,イタリア神経学会が包括的に論じたポジションペーパーが発表されました.非常に重要な論文だと思いました....
View ArticleなぜALSで眼球運動は保たれるのか?変性にレジリエンスをもつ神経細胞に学ぶ治療のヒント
★まずこのブログを記載しているgoo blogがサービス終了になってしまうそうです.引っ越しはできるようなので,準備が整いましたら引っ越し先などご報告いたします....
View Article血液からタウ病理を正確に捉えるアルツハイマー病診断の新時代の到来 ― 準備はできているか?
アルツハイマー病(AD)の診断や治療方針の決定に,脳内におけるアミロイドβおよびタウ蛋白の蓄積の評価が有用です.しかしその評価にはこれまでPET検査や脳脊髄液検査が必要であるため,日常診療への応用には限界がありました.しかしNature...
View Article米国神経学会年次総会(AAN2025)参加報告会
当科では,入局1年目の目標として,症例報告の経験を積むことと,米国神経学会(AAN)での発表に挑戦することを掲げています.AANでの発表はハードルが高いものの,私自身が入局1年目に初めて海外学会に参加し,大きな感動と刺激を受けた経験があるため,その機会を若手にも提供したいと考え,航空券代をサポートしています....
View Article非定型パーキンソン症候群の認知・精神症状プロファイルを理解する
進行性核上性麻痺(PSP),大脳皮質基底核症候群(CBS),多系統萎縮症(MSA),パーキンソン病(PD)における認知機能と精神症状の違いを,英国の研究グループが詳細に解析し,Brain誌に報告しました.この研究では,2つの大規模コホートの計1138名のデータを統合し,各疾患を比較しています.診断は臨床診断に基づいて行い,診断基準としては,PSPはNINDS-SPSP→MDS PSP...
View Article原発性神経リンパ腫症を理解する:301例のシステマティックレビュー
原発性神経リンパ腫症(primary neurolymphomatosis;PNL)は血液悪性腫瘍,主にB細胞リンパ腫が末梢神経系に直接浸潤する稀な疾患です.診断時には神経症状のみを呈することが多く,かつ他の神経疾患との鑑別が非常に難しい疾患です.これまでsystematic reviewは存在しませんでしたが,Eur Journal of...
View Article「臨床神経学」誌の名前の由来をご存知でしょうか?
「臨床神経学」誌は,日本神経学会が発行する月刊の神経学雑誌です.その名称の由来を,今月号の編集後記に執筆しました.よろしければご一読ください. ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 編集後記...
View Articleブログの引っ越しを行いました
goo blogのサービス終了に伴い,以下のはてなブログに引っ越しをいたしました.よろしければブックマークの登録等,どうぞ宜しくお願いいたします. Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文 https://pkcdelta.hatenablog.com/
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